お看取りについてのブログ

ご家族様の心に残るお見送り

vol.11  Y様/女性(93歳)

明け方のご逝去

T病院の看護師長から、Y様のご逝去のお知らせがありました。4時の巡回の時には寝息をたてて眠っていましたが、朝5時に呼吸が停止し、ご家族に見守られながら旅立たれたそうです。

T医師からは「娘様は2ヶ月間よく頑張ってくださいました。Y様も穏やかな最期を迎えられました」とのご連絡をいただきました。
往診医には「早かったですね。ご家族様、ご本人様の意思を大切に関わらせていただき、穏やかに逝けましたことに安心しました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします」とお話がありました。

やりきった想い

娘様は「この2ヶ月自宅に帰れて、良いタイミングで希望していた通りの最期を迎えることができて、私はやりきった気持ちでいっぱいです。ここまで皆様が支えてくださって、素晴らしい時間を過ごすことができました。今は皆様に会えないことへのロスでいっぱいです。本当に良くしていただき感謝でしかありません」と何度も良い最期を迎えられたこと、ご納得した形での最期に感謝されました。

その後にくるご家族様のステップに向かって、私たちは寄り添いながら、「娘様のお気持ちに私たちも救われます。関わらせていただいたスタッフ皆、ロス状態ですよ。Y様の最期のお時間に関わる事ができ、感謝いたします」と代わって感謝の言葉をお伝えしました。

納得する形での死をかなえていく

今回は、GLCの中でも多職種でお支えしたケースです。亡くなる場所はご本人様、ご家族様の希望であればどこでもよく、納得する形での死をかなえていくことが私たちの役割だと感じました。亡くなるタイミングをはかることはできませんが、良い形での亡くなり方は、ご家族様の心に残る良いお見送りをもたらすことでしょう。

関わらせていただいたスタッフの皆様、大変お疲れ様でした。

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