お看取りについてのブログ

「生きる」を大切にした最期

vol.28 S様/女性(59歳)
告知から在宅療養へ 10年前の検診で乳房に腫瘍が見つかったS様。良性という診断結果に安堵したものの、その後皮膚に異変が現れた時には、既に病は進行し、ステージⅣの乳癌と診断されました。それでもS様は、YouTubeで知り合った方の自然療法を試

ありがとうが繋いだ最期の時間

vol.27 O様/男性(87歳)
不安を安心に変えて -在宅という選択 O様はご高齢による衰弱が進行し、いつ何があってもおかしくない状態でした。当初ご家族は、自宅で介護が出来るのかという不安を感じていらっしゃいました。そこで、Sクリニックの先生や看護師、ケアマネジャーを交え

『生きる』を支える

vol.26  I様/男性(67歳)
在宅での医療と奥様の願い I様のご病気は白血病でした。 奥様の強いご希望で退院を決意されたため、人工呼吸器、経鼻チューブ、中心静脈栄養カフティーポンプ、シリンジポンプ2台、Ba挿入など、病院で行っていた治療をそのままご自宅で続けることになり

娘様の感謝とこれからの想い

vol.25  S様/女性(82歳)
穏やかに永眠 S様はご自宅にて静かに永眠されました。その日、訪問看護に入っていたS看護師が、S様の容態の変化にいち早く気づくことができました。駆けつけた娘様は「夜間でなくてよかった」と安堵の表情を浮かべられ、タイミングよく集まったお孫様たち

予期せぬ死と感謝の言葉

vol.24  S様/女性(89歳)
状態急変のリスクがありつつ、ご家族とのご旅行へ S様は、ご家族との軽井沢旅行を1カ月ほど計画されていました。 往診医からは『骨髄異形成症候群のため出血傾向で、状態の急変リスクが高い』と診断されていましたが、ご入浴されるほどご体調が良かったた