パーキンソン病の方のためのブログ
2024/06/11
高齢者の転倒リスクと予防:開眼片足立ち保持時間
パーキンソン病の方に役立つ基礎知識 vol.54
開眼片足立ち保持時間 高齢者の転倒予防において、開眼での片足立ち保持時間が重要な指標であることが示唆されています。加齢とともに保持時間は徐々に低下しますが、60歳代以降になると、特に顕著に保持時間が短くなります。運動器疾患学会では、15秒以
開眼片足立ち保持時間 高齢者の転倒予防において、開眼での片足立ち保持時間が重要な指標であることが示唆されています。加齢とともに保持時間は徐々に低下しますが、60歳代以降になると、特に顕著に保持時間が短くなります。運動器疾患学会では、15秒以
2024/05/28
ゴーシェ病とパーキンソン病の関係
パーキンソン病の方に役立つ基礎知識 vol.53
ゴーシェ病(Gaucher disease)とは、グルコセレブロシダーゼ(別名β-グルコシダーゼ)という加水分解酵素の活性が不足または欠損しているために、糖脂質のグルコセレブロシドが肝臓、脾臓、骨髄(マクロファージ)に蓄積する先天性の代謝異
ゴーシェ病(Gaucher disease)とは、グルコセレブロシダーゼ(別名β-グルコシダーゼ)という加水分解酵素の活性が不足または欠損しているために、糖脂質のグルコセレブロシドが肝臓、脾臓、骨髄(マクロファージ)に蓄積する先天性の代謝異
2024/05/21
パーキンソン病の新たな治療戦略
パーキンソン病の方に役立つ基礎知識vol.52
免疫システムの力:抗体 私たちの身体を守る免疫システムは、抗体と呼ばれるタンパク質を使って、体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を攻撃します。抗体は特定の異物にある抗原(目印)に特異的に結合して、その異物を生体内から除去するために働きます
免疫システムの力:抗体 私たちの身体を守る免疫システムは、抗体と呼ばれるタンパク質を使って、体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を攻撃します。抗体は特定の異物にある抗原(目印)に特異的に結合して、その異物を生体内から除去するために働きます
2024/05/14
パーキンソン病の薬物療法
パーキンソン病の方に役立つ基礎知識vol.51
パーキンソン病(PD)は、診断初期から晩期まで薬物療法が治療の主体となります。 診断初期の頃は、治療薬の反応性が大変良く、症状がなくなったように感じる時期があります。※ハネムーン期しかしながら、薬物治療が数年経過してくると1日の中で、治療薬
パーキンソン病(PD)は、診断初期から晩期まで薬物療法が治療の主体となります。 診断初期の頃は、治療薬の反応性が大変良く、症状がなくなったように感じる時期があります。※ハネムーン期しかしながら、薬物治療が数年経過してくると1日の中で、治療薬
2024/05/07
歩行障害
パーキンソン病の方に役立つ基礎知識vol.50
歩行障害とは 歩行障害は、上肢の振りの減少、つま先の上げが不足し、前傾姿勢となって起こります。また、体幹筋の固縮や可動域の制限のために体軸の回旋が乏しくなり、ストライド長が短くなる小刻み歩行となってしまいます。小刻み歩行は、重複歩距離(踵が
歩行障害とは 歩行障害は、上肢の振りの減少、つま先の上げが不足し、前傾姿勢となって起こります。また、体幹筋の固縮や可動域の制限のために体軸の回旋が乏しくなり、ストライド長が短くなる小刻み歩行となってしまいます。小刻み歩行は、重複歩距離(踵が