お看取りについてのブログ
2026/05/12
ご自宅で紡いだ最期の半年間
vol.33 M様/女性(58歳)
たくさんの思い出と共に
娘様姉妹、そして 知人の方とご一緒に、エンゼルケアを行いました。深い悲しみに包まれつつも、「最期まで自宅で看取ることができた」というご家族の達成感と、温かな愛情に満ちていたのが印象的でした。
ケアの最中、娘様達は「私たちは母の作品だと言われて育てられたんです」とお話しくださいました。お母様であるM様が注いでくださったこれまでの愛情、共に過ごした日々の記憶。溢れ出すたくさんの思い出話を伺いながら、私たちスタッフも、ご家族と共にその尊い最期のお時間を整えさせていただきました。
「尊い仕事」というお言葉を胸に
お別れの際、娘様から私たちに向けて、大変心に深く残るお言葉をいただきました。「明日からは、もう皆さんは来ないのですね。また介護士や看護師さんに会ったら、泣いてしまうかも。」
これまで関わらせていただいた全てのスタッフとの時間を、M様との思い出の一部として刻んでくださっているそのお気持ちに、胸が熱くなる思いでした。私たちにとっても、お母様やご家族と歩んだ日々は、かけがえのない宝物です。
退院から半年、ご自宅で迎えられた日々
「旅立った日が、ちょうど退院してから半年経った日でした。今日までお世話になり、本当にありがとうございました。」
最後にいただいたこのお言葉には、ご自宅で過ごされた半年間という月日の重みと、ご家族の深い絆が込められているように感じます。M様の「自分らしく生きる」という願いを、ご家族が支えきられた証でもあります。スタッフ一同、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

