姿勢反射障害について パーキンソン病の方に役立つ基礎知識vol.40

パーキンソン病の運動症状の四大症状に、静止時振戦運動緩慢(無動)筋強剛*姿勢反射障害があります。
中でも姿勢反射障害は進行すると姿勢を保てず転びやすくなり、ホーン・ヤールの重症度分類ではⅢ度に該当し、難病受給者証の申請が可能な状態となります。

姿勢制御とは、身体の安定性と方向性の両方の目標を達成しながら空間内で身体を維持する能力です。身体のバランスとは、「個人」と「目的とする課題」と「そこでの環境」との相互作用から生じます。
良いバランスを保つために必要なことが3つあります。

1.定常状態でのバランス制御

予測可能で変化のない状況でバランスを制御する能力です。
静かに立っていたり座っていたりする時、中心からずれようとする重心の影響を最小限にするために、重力に対抗するための姿勢の緊張、抗重力筋の活動が必要になります。

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