文京区 パーキンソン病友の会を支援しています! パーキンソン病の方に役立つ基礎知識 vol.57

こんにちは。今回は、私(立川)が支援している文京区のパーキンソン病(PD)友の会についてお話しします。

昨年7月、当ホームページのインタビューに応じてくださった松井理恵さんを会長として、文京区PD友の会が発足しました。私も正会員として、月に一度、第二木曜日に文京区シビックセンターや区民センターの会議室をお借りして活動しています。

この会では、PD療養指導士として、PD全般の疑問・質問に応じてアドバイスをしたり、発声練習やバランス訓練を中心とする体幹機能を意識した体操指導を行っています。ご自身が抱えている悩みなど、同じ病気で闘っている皆さんと情報共有することで、心と身体を支援する会にしていこうと会長共々考えております。

初めてのバス旅行

去る6月13日(木)、初めての試みとしてバス旅行に出かけました。
PD患者さん17名、付き添いの健常者の方14名、総勢31名が参加。中には文京区や新宿区の訪問リハで介入している6名の患者さんも含まれていました。

朝8時45に文京シビックセンターに集合し、9時にバスに乗り込み出発。神田橋で首都高に入り、ベイブリッジを通って大黒PAでトイレ休憩。その後、横横道路から衣笠で一般道へ降りて三崎漁港へ向かいました。

曇り空でしたが、暑くもなく快適な旅でした。漁港で昼食までの合間に集合写真を撮影し、その後、マグロづくしの定食を楽しみました。とれたて三浦野菜と三崎マグロの産直センターの「うらりマルシェ」にも立ち寄り、皆さん久しぶりの旅行を満喫されました。

旅行を通して見えてくるもの

皆さんから訪問リハの時には見せない表情が見られ、こうした関わりの中で気付かされる症状も多く、私自身も勉強になりました。14時には帰路につき、16時過ぎにはシビックセンターに戻ってきました。道中、お薬の服用やバスの乗車、トイレ誘導時の歩行など、安全面に配慮して引率を無事に努めました。

今後の活動について

文京区以外からも、練馬区や北区からのPD患者さんが参加しており、今後も定期的にバス旅行を企画していく予定です。


PDが進行してくると、閉じこもりがちになり、食に対するこだわりもなくなり食事量が減って、筋肉量・体重の減少に繋がります。外出する機会を増やし、美味しいものを食べて身体を維持していきましょう。文京区PD患者さんの訪問リハビリや神田ジムでのトレーニングを通じて、皆さんの症状の進行を遅くする手助けをしていきたいと常々思っております。

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column-tatukawa.png立川 哲也
<理学療法士、PD 療養指導士、生命科学博士、LSVT®BIG ライセンス認定者>