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高齢発症パーキンソン病患者さんの特徴 パーキンソン病の方に役立つ基礎知識 vol.55

高齢者は、様々な疾患を併発していることで、「多疾患併存(Multimorbidity)」の状態にあり、65歳以上の高齢者では60%以上に上ると報告されています。故に、「多剤併用(Polypharmacy)で服用薬剤数が増え、薬物の代謝・排泄機能の低下から副作用も急に現れることもあり、薬物の副作用を新たな病気とし、新たな薬で対処し続ける、いわゆる「処方カスケード」が起こる可能性があります。

高齢発症したPD患者さんの特徴として歩行障害認知機能障害姿勢反射障害が高率に見られる傾向にあります。抗PD薬が効かないことも特徴です。患者さん自身は、薬が効いているのか?効いていないのか?On-Off状態の区別がつかない方もいます。
嚥下機能の著しい低下も見られ、誤嚥性肺炎のリスクも高まります。
転倒を繰り返すことで、大腿骨頸部骨折や腰椎圧迫骨折のリスクも高まってきます。骨折によってさらに、ADL低下が引き起こされ、車椅子生活を余儀なくされることになります。

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