2025/09/09
パーキンソン病コラム
多系統萎縮症(MSA)の方々も支援しています。 ~パーキンソン病との関連~ パーキンソン病の方に役立つ基礎知識 vol.66
『パーキンソン病と似ている多系統萎縮症(MSA)』
「パーキンソン病と診断されたけれど、薬の効果が今ひとつ・・・」
「病気の進行が早い気がする・・・」
もし、そう感じている方がいらっしゃれば、それはもしかすると多系統萎縮症(MSA)かもれません。MSAは、パーキンソン病と同様に脳内の神経細胞が変性することで引き起こされる病気です。この病気は、不溶化したα‐シヌクレインというタンパク質が脳内に蓄積することで起こる「シヌクレイノパチー」という病気のグループに分類されます。
多系統萎縮症(MSA)に現れる主な症状と診断の変遷
MSAは1969年にGrahamとOppenheimerによって提唱された病気です。代表的な症状としては、頻尿や尿失禁、便秘、立ちくらみ(起立性低血圧)、発汗障害、睡眠中の異常行動(レム睡眠行動異常症など)などがあります。...つづきはこちら
立川 哲也
<理学療法士、PD 療養指導士、生命科学博士、LSVT®BIG ライセンス認定者>
病の進行具合と未来像を予測しながら、リハビリの具体的なアドバイスをいたします。
パーキンソン病の特徴にあわせた自立度の高い方向けのリハビリプログラムを設定しています。