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パーキンソン病患者必見! レボドパとの併用で注意すべきビタミンB6 パーキンソン病の方に役立つ基礎知識 vol.62

ビタミンB6とは?

ビタミンB6は、ピリドキサール、ピリドキサミン、ピリドキシン、及びそれらのリン酸エステル型であるピリドキサール5'-リン酸(PLP)、ピリドキサミン5'-リン酸(PMP)、ピリドキシン5'-リン酸(PNP)の6種類の化合物の総称です。これらは体内でアミノ酸・脂質・炭水化物の代謝を助けたり、神経伝達物質の補酵素として重要な働きを担っています。また、ヘモグロビンの形成や免疫機能の維持、皮膚の抵抗力の増進、ホルモンの調節因子としても役立っています。

 

ビタミンB6とレボドパ

ビタミンB6の化合物は、体の中でお互いに変化し合います。その中でもPLPは、レボドパ*をドパミンへ変換するドパ脱炭酸酵素(DCI)のサポート役として働きます。そのため、ビタミンB6を接種するとレボドパが脳内に届く前にドパミンに変換され、結果としてレボドパの効果が弱まる可能性があります。そのためビタミンB6の摂取には注意が必要です。

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column-tatukawa.png立川 哲也
<理学療法士、PD 療養指導士、生命科学博士、LSVT®BIG ライセンス認定者>

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