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若年性パーキンソン病 パーキンソン病の方に役立つ基礎知識vol.49

若年性パーキンソン病とは

若年性パーキンソン病(YOPD:Young-onset PD) は、20歳から50歳の間で発症するパーキンソン病(PD)のことを指します。病気の症状は、どの年代で発症しても基本的に同じですが、若い人はその生活環境によって、この病気に対する感じ方が異なります。医学的、心理的、社会的な観点から、若年性パーキンソン病は本人とその家族にとって、特に困難をもたらす場合があります。

PDの殆どは孤発性で家族性(遺伝性)はありませんが、YOPDは全体の6%~8%で遺伝により発症することがあります。YOPDの特徴としては、高齢発症よりも病気の進行速度がはるかに遅く、体の片側に痛みやしびれが生じるジストニアが多く見られること、またL-ドパ製剤や抗精神病薬などの薬剤によるジスキネジア(不随意運動)が生じやすい傾向にあります。認知機能障害はほとんど認められません。

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