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新しいデバイス療法 パーキンソン病の方に役立つ基礎知識vol.39

2023年7月に、アッヴィ合同会社からヴィアレブ®(ホスレボドパ/ホスカルビドパ水和物配合剤)が新発売されました。これは従来のデュオドーパ®治療と異なり、外科的手術を必要としないデバイス補助療法です。

現在、パーキンソン病の薬物療法においては、Lドーパとカルビドパ/ベンセラシドとの合剤がパーキンソン病の薬物療法において第一選択薬となっています。しかしながら、病状が進行してくると、服用量が増加し、運動機能や非運動機能の日内変動や、ジスキネジア等の運動合併症が出現してきます。ジスキネジアは、血中のLドーパの濃度が高い時に出現し、日常生活に支障をきたす不随意運動を引き起こします。

一方、血中濃度が低下するとウェアリング・オフと云われるスイッチが切れたような「オフ」の状態になります。そのため、ジスキネジアを伴わないで、薬が程よく効いた「オン」の状態を長く保つことが大事となります。

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