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パーキンソン病の方に役立つ基礎知識 vol.11 便秘について

便秘について

便秘は、パーキンソン病患者さんの多くが悩まれています。

ふるえなどの運動症状が出る10年も前から最も早く現れるパーキンソン病の症状で、延髄から出る迷走神経の障害で腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が低下して便秘になるのではないかと考えられています。

便秘は一般の方でも多く見られ、同様の対処方をご紹介します。

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・便を柔らかくするような食生活や水分摂取、適度な運動などが良いでしょう。
・食物繊維の多い、いも類や豆類、ひじき、寒天、果物などを多く摂るようにしましょう。
・朝起きてすぐに冷たい水を飲むのもいいでしょう。
※水分摂取が少ないことも便秘の一つの要因ですから、多めの水で薬を飲むように心がけましょう。

<下剤>
①大腸における水分の吸収を抑制するもの(緩下剤)
②蠕動運動を促進するもの(刺激性下剤)

※①の代表的なものがマグミット錠(酸化マグネシウム)ですが、胃酸を中和する(制酸)作用があるためL-ドーパ製剤の上部小腸での吸収が悪くなるという弊害があります。

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蠕動運動(ぜんどううんどう):胃周辺の筋肉の収縮によって生じた消化管の一部がくびれてように徐々に伝わっていく運動


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column-tatukawa.png立川 哲也
<理学療法士、PD 療養指導士、生命科学博士、LSVT®BIG ライセンス認定者>

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病の進行具合と未来像を予測しながら、リハビリの具体的なアドバイスをいたします。
パーキンソン病の特徴にあわせた自立度の高い方向けのリハビリプログラムを設定しています。

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